韓流研究室

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上巳の節句

今日は、雛祭り。

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 雛祭る 都はづれや 桃の月
     -与謝蕪村ー


今夜の献立は、

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主菜;
 筍羹(しゅんかん)
 『江戸料理集』(1674)に掲載されている
 竹の子の煮物を指す料理名。
 既に室町時代の頃には流行していて
 冷めてから食膳に出された料理なので、
 別名、煮冷(にさまし)とも言われていたそうです。
 今が旬の生若布を使って、若竹煮にしました。

 寛永二十年(1643)刊、江戸時代初の、
簡潔で格調高い文章で綴られた料理書【料理物語】には
「竹の子をよくゆにして色ゝにきり。あわび。小とり。
 かまぼこ。たいらぎ(平貝)。玉子。ふのやき。わらび。
 さがらめ(海草の一種)。
 右之内を入。だしたまりにてに候てよし。
 又竹子のふしをぬき。かまぼこを中に入れ。
 に候てきり入も有。」
 と書かれており
実に凝ったお料理を創っていた事が解りますね。


 焼き物 鶏肉の山椒たれ焼、南瓜のサラダ茶巾、温野菜

 刺身 ボタン海老、ほたる烏賊、スモークサーモン

 和え物 菜の花の辛し和え 

 蛤のお吸い物、押し寿司・手毬寿司

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出張中の夫の帰りが遅いので、
義母と二人で、お先に頂いてしまいました(笑)




今日は、
リビングも雛祭り仕様の千代紙の額絵

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毎年、
お雛様を片付けてしまった後の、
ガランとした和室が寂しくて・・・
暫くは飾っておきたいのだけれど、
毎年、義母に
「早く片付けないと、
 大事な孫がお嫁に行けなくなってしまうわよ」

と急かされながらのお片付け・・・

お義母さん、その孫は仕事が忙しくて
急かしても、当分嫁に行く気は無いみたいですよ。

先々週、その娘と
沼津御用邸記念公園の雛祭り展に行きました。
展示数は少ないのですが

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一緒に行った娘は、
美しい照明や、レトロなスウィッチにド嵌りして
お雛様よりも、隠し釘など細かな細工に夢中でした。

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菊のご紋入りのレースのテーブルクロス
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外観は日本建築の西付属邸ですが、
床下に電気の配線が施され
厨房室は、タイル張りの調理台と、
明り取りの為の大きな天窓、
床を水洗いできるようコンクリート張りで
排水もしっかりできる造りで
華美さのない品の良いお屋敷で何ともモダン。

こちらは、アメリカ製のスウィッチ!
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沼津の御用邸は、戦時中にB29の大空襲が有り
本邸と洋館が燃えてしまい、
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本邸洋館の前で。
右から大正天皇、迪宮裕仁親王(昭和天皇)、
淳宮雍仁親王(秩父宮)、侍従

無償で払い下げられた後、
残った西付属邸を、当時の姿を忠実に再現すべく、
丁寧に再生しています。

窓ガラスは、「手ふきガラス」と呼ばれる
当時のガラスで、外の風景が波打ってみえます。
ドイツの職人さんに発注したのだそうです。

正門も、
大正天皇の皇太子時代に御用医師を務めた
エルヴィン・べルツ博士のつてで、
ドイツ・ゾーリンゲンで特別に造らせた鋳鉄製のもの。
実に美しい。


写真はこちらのサイトからお借りして
http://www.suzuka.tv/all/shizuoka-numazu-imperialvilla.html

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西付属邸の「釘隠し」を模った和三盆でつくられた干菓子
【くぎかくしさがし】10個入り、1200円は

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お勧めのお菓子です。




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Comments 2

弓取り

No title

優美で豪勢でよございました。おいしそうですなあ。
世界中の家庭が健康で幸せでありますように。

2017-03-04 (Sat) 14:28 | EDIT | REPLY |   

銀の鈴

す、すげえ…

いや~、うつくしいですなぁ……。お雛様もですが、沼津御用邸の再現も素晴らしいッ! こういう、細かいところまで行き届いた美意識こそが、「日本だなぁ」と実感させられますな。神は細部に宿るのですわ。これ見よがしでないところが、また何とも粋ですわなぁ。

あぁっ。そ、それにしてもこのご馳走…(ゴクリ)。焼き物! お刺身!菜の花の辛し和え! 若竹煮! 押し寿司に手毬寿司まで! しかも今回は蛤のお吸い物付き! ねりきりと干菓子のデザート! す、すげえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

こうした彩り豊かな伝統のお料理は、お義母様直伝でしたか。理想のお嫁さんを得て、何ともお幸せなお方ですのぅ。ご家族と仲良く雛祭りをお祝いする。日本じゅうの憧れの的ですわ。気持ちが豊かになる、真に善きものを見せていただきました。

2017-03-04 (Sat) 22:16 | EDIT | REPLY |   

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