韓流研究室

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静岡浅間神社 節分祭(追儺式)

 節分のルーツとされる追儺の儀式。
今年は、静岡浅間神社で追儺式を初体験。

 節分というと豆を投げて鬼を追い払うのですが
ここ浅間神社では「おにやら棒」と呼ばれる
梅と柳の若木を麻ひもで結んだ棒で
鬼と書かれた板敷きを参列者が一斉に打ち鳴らし
大きな音を立てて、鬼を追い払うのです。

★追儺
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%BD%E5%84%BA

 


 静岡市指定の無形民俗文化財であり、
古式神事である追儺神事(おにやらい神事・蔀打ち神事)。

 儀式は、神職と節分祭世話人の人達が
其々、太鼓の座、鈴の座、おにやらぼうの座に就き
節分式の祝詞が詠まれる。
舞殿では「蟇目鳴弦式」という鏑矢の弦をはじいて、
その音で鬼を追い払う儀式が始まる。
拝殿の中からは、鉦・太鼓の音が聞こえる。
 その後、
宮司の「追儺の式を始めよ」と宣する合図に、
皆が一斉に棒で戸板を打ち鳴らす。

 おにやらぼうの梅と柳の若枝は、
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春季の陽木としてお芽でたい木とされ
”春の生命の象徴”として、身心の邪気を去り、
清新の元気を以て活動に移ろうする古来の精神です。

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 江戸時代には、浅間神社で追儺の神事が始まると
神社の「蔀(しとみ)戸という跳ね上げ式の戸板を
神職が叩いて回り、その音を聞いて、
町衆が一斉に各家の戸板を叩いて
神社と一緒に鬼やらいをしたのだそうです。
それはそれは、もの凄い響きだったのでしょうね。

 有名人が豆を撒く節分式をTVで眺めるだけでなく
地域に伝わる、其々の神事を知る事は
昔の人々と、時空を超えて繋がる素敵な事だと思う。

古来より続く神事を体験出来て、とても良かった!




 帰りにデパ地下によると、
案の定・・・恵方巻があちこちで売られている。
館内アナウンスで
「昔からの伝統行事である恵方巻は・・・」
と流れてくる。

 はああああああ?

私の子供の頃も、結婚した時も、子供が生まれた時も
「恵方巻」なんて行事は、コチラには存在しなかったわよ。
ある年突然、「恵方巻」が現れた!



■婦女風俗十二月節分 勝川春章作
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 江戸の節分は・・・『東都歳事記』によると、

「今夜尊卑の家にていり豆をうち、
 ひいらぎ鰯の頭を戸外に挿す
 豆をまく男を年おとこといふ。
 今夜の豆を貯へて、初雷の日、合家是を服して
 まじなひとす。また今夜いり豆を己が年の数に
 一ツ多く数へて是を服す。
 世俗今夜を年越しといふ


そう、昔の節分は12月だったのですね。

 奈良時代に古代中国より日本に伝わった
「追儺」の行事は、大晦日の夜に行われていました。
新年を迎えるにあたり、年内の病疫を鬼に見立て
追い払う。

 一方、「追儺」の儀式とは別に、
宮中では平安貴族たちには「節分」に、
災害除けと長寿を願い読経をするという
風習があったそうです。

 更ににいつの頃からか、
社寺での「節分」に豆を使って邪気を祓う
「豆打ち」という儀式が登場します。

宮中儀式の追儺と節分と寺社の「豆打ち」式が
いつの間にか融合していく。
年の変わり目には邪気が入り込みやすいと考え
様々な邪気祓いの儀式を行っていたのですね。

 そして室町時代には
「鬼は外、福は内」と唱えながら豆を撒くスタイルが
節分に行われるようになったそうです。

 『東都歳事記』に記録される
亀戸天神の「追儺」の儀式。
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★神戸・長田神社
 古式追儺式(鬼追い)と節分行事

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 http://kobe.travel.coocan.jp/kobe/nagatajinja_setsubun.htm




 時代の流れによって、様々に変化をしてきた行事。
恵方巻が加わろうが、ロールケーキになろうが
酢飯の代わりにうどんを巻こうが

「今日は節分だ!」と、
参加することに意義がある。
何もしない2月3日より、
節分という行事を後世に繋げるために参加する。
(恵方巻は・・・あれは我が家の節分では無いから
 参加しなかったけど)

 でも、たまには
神社やお寺に行って、昔ながらの儀式に
タイムスリップするのは、実に楽しい。

 しかし・・・忙しくて昼食を食べ損ねた挙句、
追儺式が始まる前に、境内の七神社巡りをし
ちょいと疲れていたせいか、
参加者の熱気に圧倒されたか、
降り注ぐ豆やお餅やお菓子をキャッチすることができない。
よく考えたら、まだ少し脳梗塞のマヒが残る左手で
この過酷な競争に参加しようとするのが無謀かwww
トロくさい私は、お餅を二つだけゲットして終了。
 すると、
お隣で大きな紙袋を頭上に掲げていたお婆ちゃんが
「あ~あ~、袋も持たないで来るからさあ」と
笑いながら、豆の入った袋を一つお裾分けして下さった。
有難うございますぅぅぅ。

 そうか、参加するのには、
それなりの気合と装備をしなきゃイカンのか。
御朱印帳しか持ってないわ・・・

 帰宅後、「おにやら棒」で雨戸を叩いてから
玄関ドアに括りつけた、
ドアのリース掛けけは柊の枝を飾った。
取りあえず、一日中人混みの中にいたので
「インフルエンザ」の邪気を祓って貰おう。



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