韓流研究室

ARTICLE PAGE

甥は、
重度の知的障害と自閉症で
自立支援施設に通いながら過ごしている。
先日も、甥が施設で植えた鉢植えを
妹にお裾分けして貰った。

発する言葉は僅かだけれど
家族を慈しむ心を持っている。
甥の発する短い言葉で
皆が癒され、笑い、穏やかになれる。

私の娘が生まれたばかりの時
ベビーベットに潜り込んで、添い寝して
そっとそっと頭を撫でてくれたり

妹が手術して病院から戻って来た時
手をしっかり握りしめ離さなかったり

新しいTVゲームを買ってもらうと
まず先にお兄ちゃんにやって貰って
それをじっと観て、いつの間にか覚えて
次に同じようにやってクリアしていく。

義弟が仕事で疲れてうたた寝してしまうと
父親の横で心配そうな表情を浮かべていたり

私の父が危篤状態で、病室に入る時
前回、甥を連れて行った時に
「マスクをして、手を消毒してから
 お爺ちゃんの部屋に入るんだよ」と
私が教えたことをしっかり覚えていて
慌てていて、
そのまま病室に入ろうとする母親に
そっとマスクを渡してくれたり・・・

大切な大切な家族の一人で、
愛しい存在なのです。


甥が5歳のお正月に、
実家に帰って来た妹が甥を連れて外出したまま
いつまでも帰ってこなくて
心配して皆で探していると
ジーンズの太ももの上まで塗れた状態で
甥を抱いた妹が帰ってきたことがあった。
「一緒に海に入って死のうと思ったけれど
 この子が、ギュッと抱きしめるの・・・
 だから・・・止めた・・・」と
母は泣きながら急いでお風呂を沸かして
妹は何も言わずに甥と一緒にお風呂に入って
体を温め合って
それから覚悟を決めたのか、強くなった。
奇異の目で見られたり
心無い言葉を投げられたりしても
強くなった。
本当はボロボロに傷ついていても
笑って・・・ただ笑って・・・明るく振る舞う。

妹が一番気がかりなのは
「自分が死んだ後の、息子の生活」

被害に遭ったような入居できる施設は本当に少なくて
そんな場所が、こんな形で攻撃を受けるなんて
どれだけ衝撃だっただろう。

ご遺族の皆さん達は、
どれほど深く傷ついただろう。
本当は傍で一緒に暮らしたいと思っていても
親も兄弟も年老いていき、
自分達だけでは介護できなくなってしまったり
色々な事情で施設に頂いていたのだと思う。

懸命に介護してくださっていた職員の皆さんも
この事件でどれだけ心が傷ついてしまったか・・・

こんな形で大切な家族を奪われ
犯行の理由の酷い言葉を投げかけられ
どれほど、どれほど、苦しんでいるか・・・

意志の疎通ができないから?

家族は
ちゃんと感じているんだよ。
心の声を感じているんだよ。
嬉しい時も、哀しい時も、
僅かなシグナルであっても感じるんだよ。
生きているんだよ。

抹殺していい命なんて無い!

昨日まで、ちゃんと生きていたんだよ。
生きていたんだ






政治 ブログランキングへ
スポンサーサイト

Comments 0

Leave a reply